素晴らしき世界、その後

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ビーフシチュー

昨日泊まりにきたTからのメール。

ベッドの寝心地、最高やったで~
DVDもサンキュー!ちょっと興奮したっ !!
あと、仕事手伝ってもらってサンキュー
それと、作ってたビーフシチュー食いたかったぁ!
シチューは大好物やね~ん!


【解説】
1)ベッドの寝心地
低反発マットレスを購入したから、ベッドがフカフカだったのだ。

2)DVD
このまえTに頼まれて買ったエロDVD。

3)仕事手伝い
エクセルが苦手なTのために、書類に計算式を入れてあげた。

4)ビーフシチュー
前日に作ったものの余り。以前カレーが嫌いと言っていたから、
たぶん嫌いだろうと思って、出さなかった。



【返信】
カレーは大嫌いやのに、ビーフシチューは大好物なんっ!?
似たようなもんやのに!ほんまようわからん!!
言うてくれたら出したのにぃ!


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絆 (きずな)

タイの彼氏とは、正月以来話してない。
むこうのインターネットの調子が悪いらしく、スカイプが繋がらないのだ。
(それなら直せと何度言ったことか・・・)

メールは週に2度ほど来る。
来ることは来るが、たいていは一日の報告ごとばかり。
職場のパソコンから送っているらしく、文章は敬語。
ただ、その日あった出来事がつらつらと綴られている。

これって、本当につきあってるの?


「絆」という言葉が嫌いだ。

12年もつきあってきたんだから、強い絆で結ばれているねなんて、よく言われる。
彼氏も、きっとその「絆」に甘えているのだと思う。

でも、そんなの、子供の幻想だ。
何十年、ともに生きてきた夫婦だって、別れたりするんだよ。
「絆」なんて、糸の半分の太さもないくらい、細くて頼りないもんだ。
だから「糸へん」に「半」って書いて「絆」って読むんだよ。

ちっとも「繋がってる」という感覚が持てない。
会えないのなら、せめて声が聞きたい。

聞きたい。

GET!

Tに頼まれてたDVDを買った。
「ずっとまえから気になるんだよなー」って話になって、
中古の店で買っといてよって頼まれたのだ。

もちろん、エロ系(笑)

それで、今日買いに行って、
パッケージの画像つきで、「GET!」ってメール送ったら、
仕事中だったらしくて、職場でメール開いたら
突然、男の裸の画像が出てきたから、ドギマギしたらしい。

「こらぁ!フツー画像送るかぁ!?」


シングルベッド

シングルベッドは狭い。
ふたりで寝てると、いつもそう思う。


昨日、Tが突然泊まりにきた。
深夜1時。
仕事で終電を逃してしまったから、泊めて欲しいということだった。
「タクシー代もらえるから、帰ろうと思ったら帰れるけど、しんどいし・・・」だって。
Tの職場から家に帰るよりも、僕の部屋のほうが近いのだ。

昨日はエッチもせず、すぐに寝た。
ふたりとも朝から仕事だし、時間も時間だからゆっくりしていられなかった。
ふたりでベッドに入って、でも、寒いからすぐに目がさめた。
シングルベッドは狭い。
抱き合って眠っても、こんな小さな布団では隙間から冷たい風が入ってくる。

今朝はお互い仕事だったから、あわてて家を飛び出した。
出勤中にメールが。
「昨日はあんまりゆっくり眠れんかったんちゃうか?ごめんよ」

全然、大丈夫!
そんなメールを返したが、本当のところはちょっと眠い。。。

機械音痴

ちわぁ!
結局、キャノンの複合機なるものを買った!
でも分からんことだらけやから教えてやぁ!


ok!
でも、ほんまに使いこなせるんかぁ!?


なんかなぁ・・・
セットするのにドライバとかワケわからんこと言うてはったわ


そこからか~(笑)


くそぉ~
意地でもやってやるっ!!


彼氏からのメール (7)

心配かけてすみません。大丈夫ですよ。
この一週間、職場のパソコンが使えない状態だったんです。
家のパソコンは相変わらずネットの調子が悪くて繋がらないし。

おまえのこと、忘れるなんてありえません。
夜、ご飯食べるときも何となく一緒に食べているような気がします。
何となくですけどね。
となりにおまえが座ってる雰囲気があります。
目には見えないけど。

俺のことも忘れないように!

では!

なにげない

なにしてる?

今、夜勤終わったとこ!

おやすみ!


別れる前よりも、確実にTからのメールの回数が増えた。
しかも、これといって用件はなく、つまり、なにげない会話。

まるでつきあってるような。


振り子

夜勤上がりのT。
朝に仕事が終わるはずが、残業残業で夜11時。

「まるまる2日も寝てないんやで~」と泣きを入れながら、
僕の部屋に来て、いつものように泊まっていった。

明けて、今日もだらだらと僕の部屋でテレビを見たり、エッチしたり。


こころなしか、別れる前よりも、僕のこと「彼氏」的に扱ってるような・・・

振り子が左に大きく振れたあと、右に大きく振れるように。

気のせいかもしれないけど。



途絶えた

彼氏からのメールが途絶えた。

スカイプやメッセンジャーはいつものごとく、向こうのサーバの問題でつながらず。
だからメールだけが、僕らの唯一の繋がる術(すべ)だったのに。

「事件や事故に巻き込まれたんじゃないかって心配しています」

そんなメールを送ってはいるものの、一週間メールが返って来ない。


洗濯物

年末に別れたこと、お互い触れなかった。

僕は「おかえり」と言い、Tは照れくさそうに
「(明けまして)おめでとうさん」と言った。

昼メシを一緒に食べた。
エッチした。
昼寝した。
夜、目がさめた。
鍋をした。
テレビ見た。
映画やってた。
一緒に見て笑った。

「やりなおそう」なんていう話はひとつも出ていない。
ただ、流れのままに、エッチして、メシ食って・・・
この先どうなるんだろう・・・

でも、結局Tは洗濯物、置いてった。
それどころか、新しい洗濯物を追加でランドリーボックスに入れて帰った。

ってことは、まだ「次」があるってことか?

複雑。
正月に、「彼氏ひとり」って心に誓ったはずなのに・・・

なにやってんだ、俺。

サイン

朝起きた。

メールが入っていた。
Tからだった。

たぶん、事務的な話だろうと思った。
置いてった洗濯物や、その他いろんなもの。
たぶん、Tの性格なら、そういったものを「捨てといて」というメールだと思った。

メールを開く。
着信時間は午前3時。
文章はなかった。
かわりにデコメ。
男の子のイラストが「夜勤中~」とうなだれているデコメ。
たったそれだけのメール。

ちがう、と思った。
事務的な話じゃない。
これはTの、何かを意図するサインだ。

あのさ、置いてった洗濯物がけっこうあるんだけど、どうしたらいいかなー?
捨てとく?それとも取りに来る?


そんな「さぐりメール」を送ってみた。

「今日、仕事か?」と返ってきた。
「休み」
「じゃあ、取りに行く!」

正直、嬉しかった。
もう二度と会えないと思ってたから。
でも複雑でもあった。
後ろめたさもあった。
もう会わないほうがいいと思った。
彼氏のこと、好きだから。

でも、洗濯物の話を出して、
どっちにも転べるようにしたのは、僕のずるさだ。

どこに向かおうとしてるのか、何を望んでいるのか、
もう自分でもわからない。


からっぽ

その友達からメールが入った。
「風邪がひどくなったから、今日飲みに行くのやめとく」

久しぶりにパッとできるかなって楽しみにしてたんだけどな。
でも、昨日から調子悪そうだったし、仕方ないよね。

ぜんぜんどうでもいいことだけど、最近、「仕方ない」という言葉をよく使う。
「仕方ないよね~だから」
口癖になるくらい、そんな状況ばかり。
ときどき、思う。生きるというのは諦めることなんじゃないかって。


で、仕方ないから、ひとりで飲みに行った。
けれど、客が誰もいなくて、店子との会話も弾まなくて、
なんとなく物憂げで、完全にからまわり。
(この『物憂げ』がこのところずっと僕の心の奥底に居座っている)


帰りに寄ったコンビニで懐かしい、ゆずの『からっぽ』が流れてて、
「たぶん君は僕の中にもう映らない」っていう歌詞のとこで、
涙がこみあげてきた。

Tを思った。

もう会えないのか。
あれだけ何度も一緒に笑ったのに。
あれだけ何度もキスしたのに。
あれだけ何度もエッチしたのに。

そっか、「失う」とはこういうことなのか。

コンビニからの帰り道、Tと別れてからはじめて泣いた。

そうだね。

別に落ち込んでるとか、そういうわけではないのだが、
なんとなく物憂げな僕を見かねて、友達が気を遣ってくれた。

「今度、堂山の店を開拓しよう」だって。

そうだね。
このところ、一緒に飲みに行ってなかったね。

ありがとう、誘ってくれて。

ぽっかり

Tと別れて一週間。

たまには、ひとりの生活もいいもんだ。
穏やかな一日。
休みの日に洗濯したり、ゆっくり本を読んだり。

ふと思うのは、俺、友達少ないなーってこと。
休みの日に誘える相手もいない。
Tがいたときは、こんなこと一度も考えなかったけど。

このひとりの生活を、それなりに気に入ってはいるものの、
それでもやっぱり、Tは、今まで僕の生活の中で大きなウェイトを占めていたわけで。

なんだろう。
心のどこかにぽっかり穴があいてしまったような、この感じ。


ありがとう、そして

今朝、タイから帰って来た。

帰ってまずしたことは、Tが置いていったものの整理。
歯ブラシ、香水、マグカップ・・・もったいないけど、全部捨てた。

そして次に、思い出を整理するために、このブログを書き綴った。
この半年間の出来事を思い出しながら。
彼氏がタイに行って寂しがっている僕を、救ってくれたTに感謝しながら。


ありがとう、ありがとう。



そして、ごめん。






タイからメールが来た。
今日から仕事の彼氏が、その合間に送ってきてくれたみたいだ。





やっぱり二人でいると楽しい話ができますね。
ひとりは寂しい。見送るときいつもそう思います。
でもくじけちゃいけません、きっと今やるべきことがあって
それは二人の将来のために必要な試練なんだからね!!

心配性なおまえと脳天気な俺との二人の将来は安泰でしょう。
ちゃんと話し合って、一緒に生きて行こうね、お互いに。



ごめん

二日目はラン島に行った。

小さな島だ。
パタヤよりさらに海はきれいでエメラルド色していて、
僕らは一日をのんびりとそのビーチで過ごした。

そこで僕らは身体を焼いたり。
爪磨きをしたり(そういう行商もいるのだ)。
タトゥー入れたり(もちろんシールだが)。
水上スキーをしたり。

日本では考えられないくらいのんびりした一日を過ごした。

二日目の夜はパタヤのボーイズタウンに行った。
オープンテラスのバーでふたりで酒を飲んだ。

三日目は近郊のゲイビーチへ行った。
海の家のオヤジなんか口紅して身体くねらせながら接客してるし、
西洋人のデブおやじ同士が平気でキスをしているし。

で、そのビーチで、彼氏が言う。



「おまえ、なんかあっただろ?」

「え?なんで?」

「わかるよ。俺ら夫婦だろ?」



たぶん彼氏は薄々気づいてたんだ。
僕が「いつもの僕」とちがうことを。
必死に「いつもの僕」を演じてたことを。

そんなこと、すべてお見通しで、ずっと優しくしてくれてたんだ。
彼氏が僕の彼氏でよかった。本当によかった。
でもって、ごめん。


まじで、ごめん・・・

まじで

ごめん



ごめん





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a happy new year

深夜、バンコクのスワンナプーム空港に着くと、彼氏が迎えに来てくれてた。

「ひさしぶり」
「うん、ひさしぶり」

3ヶ月ぶり。

彼氏は少し太っていて、しかも日焼けしていて、あごヒゲはやしててビックリした。
「なんか、タイ人に同化してない?」って言ったら、「いや、まだまだだよ」って笑ってた。


その日はそのまま、空港から彼氏の部屋へ行った。
タクシーの運転手とタイ語で交渉していて、またもやビックリした。
すごい。フツーにタイ語話せるようになったんだね。

翌日、パタヤに遊びに行った。
ビーチを散策して、タイ式マッサージして、屋台でごはん食べた。
久しぶりの彼氏との会話にほっとする。


そして夜のビーチへ。

2007年が終わろうとしていた。
今年は今までで一番つらい一年だった。
彼氏がバンコクに移り住んで、ひとりの生活がはじまった。

「それでも俺ら、12回もこうやって年越を一緒にしてきたんやで」
彼氏がそう言った。


12回目のハッピーニューイヤー。


パタヤビーチの湾のあちこちで大きな花火があがった。
近くからも遠くからも次から次と花火があがって、空が昼間のように明るくなった。

「今年一年がふたりにとって、いい年でありますように」
「いろんなことを抱えて、それでもずっと一緒にいよう」


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