素晴らしき世界、その後

MENU

かすかな光

彼氏からメールがあった。

「東京の●●ってとこの書類選考が通って、今度面接なんだ」

まったく動かなかった情勢が、一歩前進した。

東京だとまた遠距離になるけど、バンコクに比べたら全然近い。
週末に新幹線使って会いに行くことだってできる。

まだ先は長いけれど、かすかな光が見えた気がする。

スポンサーサイト

スワンナプーム

スワンナプーム空港が閉鎖された。
反タクシン派の民主化団体とかいうのが占拠しているらしく、
爆発などもあったらしい。

もちろんバンコク行きの飛行機は全部運休。

遠い国の話だけど、他人事じゃない。
正月まで続いたら、彼氏に会いに行けない。

ただでさえ、こんなに長い時間離ればなれなのに。

「もう疲れた」

昨日、彼氏と電話で話した。
その声がすごく沈んでいてびっくりした。

「いろんなことに、もう疲れた・・・」

先にそう言われると、何も言えない。
僕がそれを言おうと思ってたのに。

彼氏からメールが来ないことも、スカイプがつながらないことも、
だから寂しいってことも、会えない遠距離生活にだいぶ疲れてることも、
愚痴も不満も不安も、もうなんにも言えない。

「まだわからんやん。あと2つ残ってるんやし!」
「いや、ムリやろな・・・」
「んなことないって!」
「んじゃ、あした早いから切るわ」

ガチャ
ツーツー・・・

必死に励まして、これか。
なにやってるんだろう。

先が見えない

彼氏が日本に帰ってくる目処は立たない。

日本で次の仕事先が見つからないかぎり、彼氏は日本に帰って来れないわけだが、
今のところ、応募したところからすべて断られている。

専門職だから、募集はめったにない。
あと残っているのは、東京が1つ、北海道が1つ。
決まっても決まらなくても、また遠距離は確実だ。

もう、こんな先が見えない遠距離恋愛に、いい加減、疲れた・・・

国際電話

国際電話がつながった。

一ヶ月ぶりの声。
その声は、久しぶりに話せて歓喜に湧くでもなく、僕を心配するでもなく。
優しい言葉があるわけでもなく、寂しがるわけでもなく。
ただ、淡々と僕の話に「そうなの」とか「へえ」とかうなずくだけ。

もっと、僕を求めてくれてもよさそうなものなのに。

今の彼氏には、「二人の関係に対する執着」がないと、つくづく思う。
もうすでに、彼氏の中では僕は終わったのかもしれないな、とも。

そう、あのとき、彼氏が「タイに行く」と決めたそのときから、
僕らはゆっくりと時間をかけて別れているのかもしれない。

最近の僕はときどき、彼氏を信じる力がなくなる。

遠ざかる

唐松岳から1ヶ月。
彼氏の存在が遠くなった。

まず、メールが来ない。
こちらから催促をすると、短い文章がやってくるのだが、そこには優しい言葉はない。
ただ「忙しいから」、それだけを伝えるメール。

スカイプは繋がらない。パソコンの調子がよくないらしい。
「早く修理をして欲しい」とメールすると、「まあ、そのうち」と曖昧な言葉が返ってくる。

国際電話も、とってくれない。

忙しいのはわかる。
けれど、ふたりのことを真剣に考えてくれているなら、
もっとちがうリアクションになるはず。

もうどうでもいいのかもしれない。

唐松岳

思い出のふたつめ。

秋に彼氏が一時帰国をした。
たった2週間。
短いけれど、やっと生きてる心地がした。

好きな人と一緒にごはんを食べるということ。
好きな人と一緒に寝るということ。
好きな人と一緒に街を歩くということ。

みんながごくあたりまえにようにしていることが、
どうして僕だけ、叶わないのだろう?

2週目の週末に、毎年恒例の登山をした。
今年は後立山連峰の唐松岳。
頂上直下の山荘で一泊した。
今年もびっくりするくらいの晴天で、
はるか雲のかなたから昇る朝日を見ることができた。


そして、彼氏はまたバンコクに帰って行き、
僕はまたひとり取り残された。


image4.jpg

パタヤのこと

僕と彼氏のこの半年間の思い出はたったふたつ。


まずひとつめは、夏休みに僕がタイに会いにいったこと。

「バンコクはのんびりできないから」
そう言って、正月同様、近郊のパタヤに行った。

ホテルのおばさんが、僕らのこと覚えててくれた。
「もう常連だね(英語で)」
二度目のパタヤは、こんな顔見知りがいてくれたり、
どこにどんな店があるのかもだいたいわかって、居心地がよかった。

一緒にダイビングもした。
クマノミ、ナポレオンフィッシュ。
彼氏は船酔いして、フラフラになってたけど(笑)

楽しかった。

でも、たったの4日間。
ひとりの長い月日を経て、それでたったの4日間。

その短さに愕然とする。


subarashikisekai

疲れ果てている

6月の最初に、僕は記事を書くことをやめた。

あれから半年。
何かがあったかというと、これといって何もない。

彼氏からの連絡も途絶えがちで。

悲しいとか、寂しいとか、
もうそういうのに、僕は疲れ果てていている。


2008年、冬

冬がやってくる。
ひとりで過ごす二度目の冬。

最近の僕は、なげやりで、
しかも閉鎖的で、うしろむきで。

いろんなことが、もうどうにでもよくなっていたりする。


該当の記事は見つかりませんでした。