素晴らしき世界、その後

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なにげないこと

彼氏が目の前にいる。
ふたりで喫茶店に行って朝ごはんを食べる。
「なあ」と呼ぶと「ん?」と答える。

「ううん、なんでもない」
「なんやねん、いったい!」

なにげないことが、こんなにも貴重に思えるのは、
この2年間、僕らの心が、いかに離れていたかの裏返し。

東京と大阪は、やっぱり遠いけれど、バンコクとの比じゃない。

普通に携帯どうしでメールできるし。
会いに行こうと思えば、週末にでも会いにいける。

距離だけの問題じゃないけど、

もうすこしだけ頑張ってみる。


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待っていてくれて、ありがとう。

不動産屋にカギをもらって、まずは必要最低限のものの買い出し。

携帯電話、
寝具、
洗濯機、
冷蔵庫、
カーテン・・・

テレビとか、ラックとか、ソファとか、あったほうがいいけど、
なくてもなんとか生きていけるものは後回し。
まずは必要最低限。

それに戸籍謄本の郵送手続き(住民票を取り直すのに必要になる)。
インターネットの接続の申込。

海外から帰ってくるのって、思ったよりもわずらわしい。



夜は新宿のホテルに泊まった。
ふたりともくたびれて、少しだけ寝て、近くにあった
小洒落た居酒屋にご飯を食べに行った。

ちょっとした引越し祝い。

乾杯。

カウンターの席に並んで、彼氏が久々に食べたいという日本らしい料理を頼み、
(といっても、刺身だの、豆富だの、フツーの居酒屋料理なのだが)
ふたりで日本酒を飲んだ。




「普段は、照れくさいから言わへんけど、



今まで待っていてくれて、ありがとう」





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TOKYO

始発の新幹線で東京に向った。
東京駅で待ち合わせ。

新幹線の改札で彼氏が手を振る。
「タイから持ってきた服、これが一番厚着なんだよね」
って、今日は2月中旬並の寒さなのに、Tシャツにパーカー姿。

東京でまず、なすべきこと。
不動産屋に行って、彼氏が新しく住む部屋の契約をすること。
そのあと、家具の買い出しetc・・・で忙しくなるのだが、
不動産屋との約束まで時間があったから、浅草をぶらぶらしてみた。

こんなに寒くても、桜がちらほら。

ちょうど、彼氏がタイに飛び立った頃を思い出す。
桜が咲く、少し前。
ちょうど2年。

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帰国

仕事中に携帯が鳴った。
着信先は「公衆電話」。

あわてて事務所を飛び出して、階段の踊場で電話を取る。
聞き覚えのある(というか聞き飽きた)声。

「今、日本に帰ったよ」


「うん、おかえり」
「今からさ、不動産屋に行って新居を探してくる」
「うん」
「おまえが来ても手狭にならないように、なるべく広いところにするから」

2年間。
今日やっと、長い国際遠距離が終わった。


もう、いいよね?

2年間、こんなに苦しんだんだ。
だから、もういいよね?


もう、いいよね

辻褄

なにげに、

僕は、自分も知らない無意識の中で、ひょっとしたら、
本当は彼氏と別れたがっているのかもしれないと思った。

そう思ったら、
この数ヶ月間の自分の行動のひとつひとつに納得がいく。


そして、同じように彼氏も別れたがっているのかもしれないと思った。
そうか、あのことも、このことも、そう考えれば確かに辻褄が合う。

もう、どこにも向っていないふたり、

なのかもしれない。

ラベル、タイ語だったよ

彼氏と電話した。

来週なかばに、彼氏はタイを引き上げて、東京に移る。
来週末、東京で会うことになっている。

その打ち合わせ。

のつもりが、話は変な方向に進んで、口論に。

「正月にタイに行ったときに部屋で見つけたんだよね、使いかけのローション」
「それは日本から持って来たもので、おまえと使ったやつだ」
「ラベル、タイ語だったよ」
「・・・」

言ってもどうにもならないことなのに。
だから、自分の中で「なかったこと」にしてたのに。
なんで、そんな話、切り出してしまったんだろ?

最近の僕らは全然連絡がつかなくて、やっと繋がったと思ったらこんなことばかり。

Tとは、また始まってしまった。

そして、Tからはフツーに、2日に1回程度の割合でメールが来る。

嫌なこと、忘れて

仕事帰りに、いつものバーへ。

ときどき、あるんだよね。
家に帰りたくない夜が。

お酒を飲んで、ほろ酔いになって、
嫌なこと、忘れて。

春服を買いに

このところの鬱屈した気分を吹き飛ばそうと、春服を買いに行ったら、
どうも僕は極端な性格らしい、大暴走してしまった。

カバンに靴。
スプリングコートにカーディガン、長袖のシャツ。
カットソーにデニムのパンツ、エトセトラ・・・

帰ってから山のような紙袋を眺めて、大後悔。
今月、もう遊べないよね。。。(ーー゛)
(そのまえに、生活ができないよね)

ま、いっか。
春だし。
なんとなく気分も晴れたし。

誰かと

誰かと繋がっていたい。
たとえ、それが一番好きな人じゃなくても。

こんなはずじゃなかった

こんなはずじゃなかった、この2年。

生まれたのは、彼氏に対する不信感。
自分に対する嫌悪感。

肺の下の方が今日も鈍く痛む。
大丈夫か、俺?

Tとの再会あるいは再開

彼氏からの連絡はなく、こちらから連絡しても繋がらないことがほとんど。
たまに繋がったとしても、「忙しいから」とすぐ切りたがる。

そこには、僕を思う気持ちはきっと、ない。
それが、悲しかった。

だから。

なんて、「いいわけ」にすらならないことくらいわかっている。


ひさしぶりにTに会った。


仕事がえりに待ち合わせして、晩メシを一緒に食べた。

Tは、新しい彼氏ができたと言っていた。
「けど、ビミョーやねん」ってケラケラ笑っていた。

全然変わってない。
この人といると、楽しい。

そして、やった。

俺は、バカだ。
会えばそうなることなんて、わかってたのに。
そうなったら気持ちが入ってしまうことなんて、わかってたのに。

あれ?痛い・・・

あれ?痛い・・・

そう思ったのが一週間前。
肺(?)の下のほうが痛いのだ。

歩くとずんずんと肺(あたり)が存在主張をする。
じっとしていると大丈夫だが、少しでも動くと、鈍い痛みが。

すぐ治るって思って放っておいたのだが、むしろ悪化の一途。

しゃあなしで、病院行ってみたら、CTで検査だって。
ん?大丈夫?こういうの、ドラマで見たことあるけど。
家族とか、呼ばれないよね?

何処に向かってる?

つらいときとか。
寂しいときとか。
他人の恋愛ばなし聞いたときとか。

昔なら、でも俺には彼氏がいるから平気って、
そう思えたのに。

最近はそれも自信がない。

忙しい。
そう言ってまた連絡が途絶えた。

正月のパタヤはあんなに楽しかったのに。
なんでこんなふうになったんだろう?

二人はいったい何処に向かってる?

どうしたらいい?

1週間ぶりの電話。

彼氏は「仕事が忙しいから」と早く電話を切りたがる。
僕は「仕事」と言われると、もう何も言えなくなって、「うん、わかった」と電話を切る。
最近はきまってこうだ。

テニスは毎週行くのに?
僕に費やす5分、10分がそんなにもったいない?


わかってる。
最近の僕は「重い」。

でも、じゃあ、僕はどうしたらいい?

あの頃は、

あの頃は、
せめて、寂しさを共有して励まし合う日々が続くのだと思っていた。

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