素晴らしき世界、その後

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そして、神戸

そして、Mと神戸に行った。

平日のメリケンパークには人っ子ひとりいなくて、
僕らは暗い海を眺めながら、いろんなことを話した。

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キスをした。

僕は誰とでも簡単にキスもセックスもするけれど、
これほどキスが重量を持つなんて思ってもみなかった。

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あるいは恋のはじまりか

物事の顛末なんて、案外、自分の思いもよらない方向に進んでいって、
あとになって、ああ、運命はこういうふうになってたんだなと、思うことがある。

ここ数ヶ月、新しい出会い探しに明け暮れていたわけだが、
ある瞬間にふと馬鹿馬鹿しくなって、
繋がっていた人たちとの関係を、いったんぜんぶ整理した。

ひとりをのぞいて。

そのひとりというのが同い年のM。

見た目はそれほどタイプではなかったから、最初はノリ気ではなかったんだけど、
気づいたらいつも一緒にいたい存在になっていた。

だから、他の全員と関係を絶っても、Mだけは切らなかった。
Mとの関係を大切にしたくて、他の全員を切ったと言えなくもない。

こんなふうになるなんて、最初は想像だにしなかった。

Mが僕のことをどう思ってくれてるのかは、よくわかんないけれど、
僕はひさしぶりに心が躍(おど)っている。

あるいは、これは恋のはじまりか。

彼氏近況

で、最近の彼氏はというと、

相変わらず仕事の虫で、朝から晩まで、休みナシで働いている。
まあ、夢が叶ったのだから、いたしかたないところではあるのだが。

仕事なんて短距離走じゃなく長距離走なんだから、
ペース配分とか考えないと、体壊したら元も子もないよ。

なんて、僕の忠告は完全に馬耳東風。


今度、ゴールデンウィークに彼氏と少しだけ会えることになった。

とはいえ、2012年になってから既に4ヶ月経つが、
彼氏と過ごしたのはそのうち何日間よ。

つーこと考えて、自分の置かれた状況にため息をつく僕。

同じ人生を歩んでるつもりなのに、
ふたり、今、完全に対照的。

GOLDEN TIME

相変わらず、知る人ぞ知る的な音楽に走る僕です。

今、僕のヘビーローテーションがこのアルバム。
『GOLDEN TIME』(奇妙礼太郎トラベルスイング楽団)。

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このブログのタイトルとは何の関係もないわけですが、
ディスク2の4曲目『このすばらしき世界』が特にお気に入りです。



まあ、だから何?と言われればそれまでなんですが。

続・幸福分散論

彼氏とのことはいったん棚上げして、

ネット、その他諸々を駆使して、男探しに奔走するという、
ある意味、ゲイの「あるべき姿」を実践している今日このごろ。

10代の頃から、常に彼氏がいたので、

(というか10代の頃の2年間が前彼で、20歳からはずっと今の彼氏。
この歳になって、僕は人生で2人としかつきあったことがない)

まわりがそういう活動をしていても、それを傍目から見るだけだった僕には、
今になって「こういうのも楽しいもんだなあ」と、ある意味、新鮮で。


世の中には、思った以上にゲイがいる。

某アプリを開けば、自分の周囲5キロ圏内に100人以上は余裕でいて、
簡単に出会えて、簡単にエッチまではたどりついてしまう。

のだが、

そこからが難しい。

1回会うことは簡単でも、もう一度会いたいと思える人は少ないし、
向こうもそう望まない人が多くて、結局、1回ぽっきり。

吐いて捨てるほどゲイはいるし、出会いもお手軽なもんだから、
まったく執着心が湧かなくて、「どうせ次があるや」とか「もっといい人がいるかも」とか。

出会いの大量生産、使い捨て。

俺は何?

俺は何?

彼氏?
相方?
家族?
親友?
パートナー?

って聞いたら彼氏から返ってきた回答は、

「大切な人です」

んー「大切」ってなんだか曖昧だなあ。
立ち位置を見つけにくいっていうか。
それはそれで、彼氏なりの愛情表現なんだろうけど。

桜の抄

いつのまにか、桜は咲いていて、
阪急電車から見る景色に薄紅色が流れては消えていく。
特に、感慨もなく。

花曇りの土曜日。

仕事中に彼氏からメールが届いて、
そしてようやく、今日が4月14日だと知る。

「たくさんの年月を一緒にいてくれて、ありがとう」

そして、僕もメールを返す。

「こちらこそ、ありがとう。これからもヨロシク」

そして17年目の記念日はこうやって終わっていく。
特に、感慨もなく。

すべてが薄まっていく。
桜も、記念日も。

ブログのタイトルを変えた。
『素晴らしき世界、その後』。

このブログが、どうかハッピーエンドで終わりますように。

幸福分散論

さて、何から書こうか。

ろくすっぽ更新をしてこなかった、この1ヶ月半、
仕事に追われながらも、僕はめまぐるしく新しい出会いを求めていた。

それは、友人の紹介だったり、あるいはGPS系の某アプリだったり。

そして、何人かの人と実際に会い、
そのうちの何人かとはエッチらしきこともし、
そのうちの何人かとは、いまだに微妙な関係で繋がっている。

ザ☆ゲイ活動。

本当は彼氏と100の幸せを感じることができたら最高なのだけれど、
なにかしらの事由で50の幸せしか得ることができないなら、
あとの50は小さな幸せをかき集めて100にしてしまえ、みたいな。

幸せを分散させる。

その筆頭が彼氏であればよい。
それで、バランスを保つことができれば、結果的にはよかったということもある。

汚いのは百も承知だけれど、僕は綺麗なだけの純愛物語の主人公じゃない。

そして僕は、途方に暮れる

彼氏が東北のとある町に引っ越して2週間が経つ。

それまでも遠距離だったから、ふたりの生活はなにひとつ変わらない。

ほぼ毎日、電話で声を聞いて、
最後に「俺のこと好きか?」と訊いて、
そのたびに「大好きです!」と答えてくれる。

そんなやりとりも。

けれど、

彼氏は長年の夢が叶ったから、今は仕事が楽しくてたまらない様子で、
話す内容も、仕事のことばかり。

僕は、僕らふたりののことを話したいのだけれど、
彼氏の答えはいつも曖昧にはぐらかす。



「イツカイッショニクラセタライイネ」



その無力感すら覚える言葉に、僕は途方に暮れる。

彼氏は

そして、彼氏は、

遠い町へと行ってしまった。

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